いつもホームページをご覧いただき、ありがとうございます
佐賀市・鹿島市・武雄市・嬉野市・白石町・江北町・大町町の皆様
こんにちは
屋根塗装・外壁塗装塗り替え工事専門店の株式会社キスです。
外壁塗装を検討するにあたって、事前に工事の流れを知っておきたいとお考えの方も少なくないと思います。
あるいは、これから外壁塗装工事を控え「どのような作業工程で行われるのだろうか?」と気にされている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、前回までのブログでは、塗装工事に必要な日数や、具体的な作業工程について【下記(6)養生】までを解説いたしました。
外壁塗装工事の作業工程
(1)着工前の近隣挨拶
(2)足場設置前の現場確認
(3)足場の設置
(4)高圧洗浄
(5)下地処理(シーリング)
(6)養生
・・・ 前回までのブログで解説 ・・・
(7)外壁塗装(下塗り)
(8)中間検査
(9)外壁塗装(中塗り)
(10)外壁塗装(上塗り)
(11)完了検査
(12)足場の解体&完成
【補足】定期点検
今回からは、【上記(7)外壁塗装(下塗り)】以降について一つ一つ詳しく説明してまいります!
(7)外壁塗装(下塗り)
養生が完了すれば、ようやく塗装の第一段階である下塗りに入ります。
下塗り塗料とは塗装工事で最初に壁や屋根に塗る塗料のことを言います。
仕上げに塗る塗料とは違い、色は主に乳白色や透明などの薄い色です。
上塗りについては後ほど具体的に解説しますが、実際のところ最終行程である上塗り塗料には接着力がほとんどありません。
そのため、そのまま外壁に塗ったとしても、すぐさま剥がれ落ちてしまいます。
そこで大きな役割を担うのが下塗り塗料です。
下塗り塗料には接着剤のような働きがあるため、外壁と上塗り塗料をしっかりと密着させてくれるのです。
したがって、塗料が早々に剥がれ落ちるといった事態を防ぐことができます。
また、上塗り塗料の機能を最大限に発揮させ、長持ちさせるためには「厚み」が必要になります。
しかし、屋根や外壁が傷んでしまっている場合、その表面はまるでスポンジのように塗料を吸いこんでしまうのです。
外壁の表面に上塗り塗料が吸収されてしまっては、この「厚み」をつけることができません。
そうすると、塗装に色や艶のムラが生じてしまい、綺麗に仕上げることができなくなってしまいます。
そればかりか、塗装が薄くなってしまっている箇所に不具合が生じることもあるのです。
そこで下塗り塗料を使えば、傷んでしまっている外壁に塗料が吸収されるのを防ぐことができます。
色や艶にムラがなく、仕上がりも均一に綺麗になります。
下塗りについては、下記ブログでも詳しく解説しております。
ぜひ合わせて参考にされてください。
(8)中間検査
通常、中間検査は下塗りの後に管理者の手によっておこなわれます。
ここでは行程が着実に進んでいるか、不備はないかといった点をチェックしていきます。
なぜこのタイミングで中間検査が組み込まれているのかというと、上述の通り下塗りが外壁塗装において大切な基礎となっているからです。
下塗り塗装がしっかりと施されていないまま、次工程の中塗り、上塗りへと進んでも塗料がしっかりと接着されません。
そのため、初期不良を引き起こさないためにも、慎重な確認作業をおこなうことが大事です。
(9)外壁塗装(中塗り)
中間検査が無事に終われば、いよいよ外壁に色を付けていく工程に入ります。
中塗りは、塗装を美しく仕上げるために必要不可欠な作業です。
中塗りの段階で凹凸等のない平らでなめらかな下地を作っておくことで、次工程である上塗りを綺麗に施すことができます。
基本的に中塗りと上塗りでは同じ塗料を使います。
ここで、「なぜ中塗りと上塗りの2工程に分けなければならないか?」「1度に仕上げられないのか?」と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
実は塗料には粘り気があるため、一度に多量の塗料で塗装しようとするとムラが生じてしまうのです。
塗料には各メーカーによって定められている塗膜の「厚み」が存在しています。
この「厚み」をつけようと一度に多くの塗料を塗ってしまうと、表面は乾いているのに、中は乾ききっていない…といった初期不良を招くおそれがあります。
そのため、ほとんどの製品が【中塗り→上塗り】の2段階に分けて塗装することが基準となっています。
この取り扱い方法守ることで、着実に塗膜に「厚み」がつくのです。
その結果、外観の美しさの維持や家の保護など、塗料本来の性質を発揮させることができます。
なお、中塗り時の注意点として、稀に臭いがすることが挙げられます。
現在は臭いが少なく、環境に配慮した塗料の使用が主流になってきていますが、敏感な方は気になることがあるかもしれません。
中塗りについては、下記ブログでも詳しく解説しております。
ぜひ合わせて参考にされてください。
(10)外壁塗装(上塗り)
中塗りがしっかりと乾燥すれば、いよいよ最終工程である上塗りに入ります。
塗装の仕上げであり、最も人目に触れるのが上塗りの部分です。
つまり、外壁塗装の美しさを決定づけるためには、上塗りを滑らかに施すことが重要です。
上述の通り、下塗りと中塗りのしっかりとした基盤があってこそ、最後の上塗りが活かされます。
全ての工程を丁寧に行うことで、仕上げである上塗りの美しさを引き立てることができるのです。
上塗りについては、下記ブログでも詳しく解説しております。
ぜひ合わせて参考にされてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は要である全塗装工程について解説いたしました。
一口に「外壁塗装」と言っても、下塗り・中塗り・上塗りの全てに大事な役割があります。
一つでも省いてしまえば、初期不良へと繋がりかねません。
全工程を確実におこなってくれる業者を選ぶようにしましょう。
次回は塗装完了後【(11)完了検査】以降の作業について最後に解説いたします。
こちらもぜひご覧ください!
株式会社キスでは、毎月定期的に塗り替えセミナーを開催中です!
こちらの方も、ぜひチェックしてみてください