【小城市H様邸の外壁塗装】木部の長寿命化「カバー工法」| 株式会社キス(プロタイムズ佐賀西店)

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【小城市H様邸の外壁塗装】木部の長寿命化「カバー工法」
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佐賀県白石町の外壁塗装・屋根塗装専門店、株式会社キスです。

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今回のブログを執筆させていただくのは、外装劣化診断士の木須です。


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小城市H様邸にて木部に「カバー工法」を施しましたので、本日はその様子を公開いたします!

小城市H様邸の外壁塗装(木部カバー工法)

木材が持つ温もりや意匠性は多くの方に好まれ、外装においても、軒天、破風、鼻隠し…といった付帯部によく取り入れられています。

天然の木を使用した住まいは趣がある一方で、紫外線や雨風をはじめとする外的環境に弱く、メンテナンスを怠ると急速に劣化してしまいます。


損傷が激しい場合は、塗装メンテナンスではなく「カバー工法」や「重ね張り工法」と呼ばれるリフォーム工事が適していることもあります。

「カバー工法(重ね張り工法)」とは、傷んだ外装材や構造材の表面を、既存の素材を撤去せずに新しい材料で覆い補強・保護する改修手法のことです。

そこで今回は、木部に対するカバー工法の概要、目的、メリット・デメリット、使用される材料、施工方法について詳しく解説してまいります。



@ カバー工法の概要と目的

住宅の木部…特に外部に露出している部分は、雨風、紫外線、湿気などによって年月とともに劣化していきます。

ひび割れ、反り、腐食、カビやコケの発生などが代表的な症状です。

通常、劣化が軽度であれば塗装や簡易補修で対処できますが、損傷が進行すると、それらの方法では手に負えなくなります。

仮に塗装したとしても、すぐに剝がれ落ちてしまい、意味を成さなくなるのです。


そこで登場するのが「カバー工法」です。
「カバー工法」とは既存の木部を撤去せず、上から金属板や樹脂系素材などを被せて覆うことにより、美観を回復しつつ、耐久性や耐候性を大きく向上させる方法です。
特に下地がまだしっかりしている場合に有効で、コストパフォーマンスにも優れた工法と言えます。


その他の特徴としては、既存の木部を再利用するため、廃材が出にくいことや、作業が短期間で終わる点も挙げられます。
また、木製や金属製、アルミ製など様々な素材のカバー材が利用できるため、耐久性やデザイン性の選択肢も広がります。


A. 施工対象となる主な木部

カバー工法が適用される木部は主に以下の通りです。


  • 破風板(はふいた):屋根の端部にあり、風雨から屋根を守る板

  • 鼻隠し(はなかくし):軒先の垂木を隠す装飾的な部材

  • 軒天(のきてん):屋根の裏側にある天井部分

  • 外壁の一部:特に木製サイディングなど



株式会社キスの外壁塗装(木材)

これらの部位は、特に風雨や紫外線にさらされやすく、劣化の進行が早いため、カバー工法による保護が効果的です。


B. カバー材の種類と特徴

カバー工法で使用されるカバー材には、いくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴があります。

◆ アルミ製カバー

アルミ製のカバーは軽量で、錆びにくく、メンテナンスが容易です。
また、色やデザインのバリエーションも豊富で、建物の美観を損なわずに取り付けることができます。
耐候性も高く、長期間にわたり美しい外観を維持することができます。

◆ ガルバリウム鋼板カバー

ガルバリウム鋼板は、アルミと亜鉛を主成分とした合金で、耐食性に優れています。
特に、錆びや腐食に強く、海沿いや高湿度の地域でも安心して使用できるため、近年では人気があります。
耐久性が高いため、一度設置すれば長期間のメンテナンスが不要です。

◆ ステンレス製カバー

ステンレスは非常に強固で、腐食に対しても非常に強い素材です。
錆びにくいため、特に過酷な環境下での使用に適しています。
ただし、他の素材に比べてコストが高いため、予算との相談が必要です。


C. カバー工法のメリット

◆ 工期の短縮

雨風など天候の影響を受けにくいため、施工期間の予測が立てやすく、作業もスムーズに進みます。
また、既存の木材を撤去する必要がないことから、工期の短縮に繋がります。


◆ コスト削減

工期が短縮できるということは、材料費や人件費も抑えられるということです。
また、廃材も少なく、処理に伴うコストも削減できます。

◆ 環境への配慮

廃材を最小限に抑えることができるため、環境への負荷も軽減されます。
リサイクル可能なカバー材を使用すれば、さらに環境に優しい施工が可能です。

◆ 美観と耐久性の向上

古くなった木部が新品同様の見た目に復元され、美しくなります。
また、金属によって紫外線や雨風から木部を保護できることから、メンテナンス頻度が軽減できます。


D. カバー工法のデメリット

◆ 既存の下地の状態に依存

既存の木材があまりにも劣化している場合、その上にカバーを取り付けても、十分な効果が得られない可能性があります。
例えば、内部が腐っていたり、破損していた場合、カバー工法だけでは対応しきれず、交換が必要になる場合もあります。

◆ 厚みの増加

カバー材を取り付けることで、若干の厚みが増えるため、外観が変わることがあります。
特に、美観を重視する建物では、厚みの変化がデザインに影響を与える可能性があります。


◆ 結露のリスク

通気性が不十分なまま密閉すると、内部に湿気がこもって腐食やカビの原因になる可能性があります。




E. H様邸の破風板カバー工法の流れ

① 現地調査と下地確認

まず木部の劣化状況や構造体の健全性を確認します。
腐食やシロアリ被害が深刻な場合は、カバー工法では対応できないこともあります。


② 高圧洗浄・下地の処理

木材にカバー材を取り付ける前に、下地を整える必要があります。
既存の木材の表面を清掃し、錆びや汚れを除去します。
場合によっては防腐処理を施すこともあります。


③ カバー材の取り付け

下地の処理が完了したら、カバー材を現場の形状に合わせて加工し、専用の留め具やビスでしっかりと固定します。
隙間にはコーキング処理を施し、防水性を高めます。
隙間ができないように丁寧に施工することが重要です。


④ 仕上げ処理

継ぎ目の美観処理、必要に応じて塗装、問題ないかの最終点検を行い、完了です。


【施工前】
小城市H様邸の外壁塗装(木部カバー工法)その1

【施工後】
小城市H様邸の外壁塗装(木部カバー工法)その2


【施工前】
小城市H様邸の外壁塗装(木部カバー工法)その3

【施工後】
小城市H様邸の外壁塗装(木部カバー工法)その4

今回のカバー工法にはガルバリウム鋼板を採用いたしましたので、長くご安心いただけます。
木材から金属に素材が変わりましたが、和洋折衷な印象に仕上がり、違和感なく綺麗にまとまっています。

F. まとめ

住まいの要所要所に使用されることの多い木材ですが、紫外線や雨風をはじめとする外的要因により、日々ダメージを受けています。

その劣化状況に応じて、塗装やカバー工法による補修が必要です。

確かな経験と知識に基づいたプロの診断を受け、適切な工事を行うことが住まいを長持ちさせる秘訣と言えます。

信頼できる専門業者に依頼し、定期的メンテナンスを欠かさないようにしましょう。


弊社キスでは、適切な塗料の選定や施工手順の遵守、現場管理を徹底しております。
そうすることで、お客様にとって大切なお住まいを長きに渡ってお守りし、美しい仕上がりの外壁塗装を実現しております。
4000棟以上の実績を誇り、施工はもちろんのこと、アフターフォローに至るまでしっかりと責任を持って施工と向き合っております。
豊富な知識と経験をもとに最適な塗装工事をご提供いたしますので、ぜひご安心してお任せください。


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ブログ執筆者/監修者

株式会社キスのブログ監修者の木須寛勝

株式会社キス 専務取締役 木須 寛勝

保有資格:1級建築施工管理技士、一級塗装技能士、外装劣化診断士、一般建築物石綿含有建材調査者、木造建築士、測量士補、コンクリート技士、福祉住環境コーディネーター2級

大学で建築について専門的に学び、多くの資格を取得した後、大手建設会社(ゼネコン)で7年間現場監督を勤めました。
オフィスビルや商業施設をはじめ、工場、さらには病院、大学に至るまで、幅広い分野の建設管理に携わり、経験と知識を積みました。

幼い頃から父母が誇りを持って仕事をしている姿や、お客様が「ありがとう」と喜んでくださる笑顔を見て育ち、次第に自分も地元である佐賀に帰り、地域に貢献したいと思うようになりました。
現在は保有資格やこれまで培ってきた経験を活かし、外壁塗装の劣化診断やご提案、塗装工事の現場管理を行っています。
お客様とのご縁に感謝し、衣食住の「住」である大切なお住まいを全力でお守りできるようサポートいたします!

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屋根塗装・外壁塗装・雨漏りなど住宅のことで気になる事がございましたら、株式会社キスへいつでもお電話ください!

弊社では、お客様が心からご納得いただいた上で塗装工事を迎えられるよう、丁寧に寄り添います。

無理な勧誘や契約は一切行いませんので、ご安心下さい。

ご自宅の現場調査や診断報告はもちろん、各種お見積もり等のご相談も無料で承っておりますので、お問い合わせをお待ちしております。


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