【小城市H様邸の外壁塗装】破風の塗装を行いました！｜ 株式会社キス（プロタイムズ佐賀西店）

 ＠「破風板」とは？

破風板（はふいた）は、屋根の端に取り付けられる板で、風雨の侵入を防ぐ役割を担っています。

合わせて、鼻隠しは雨樋（あまどい）が取り付けられる部分を隠す板材のことです。

破風板や鼻隠しは屋根の先端部にあることから、太陽光や雨風などの影響を受けやすく、ひび割れや塗膜の膨れ・はがれなどの劣化が進行しやすい傾向にあります。

劣化を放置しておくと見た目が悪くなるばかりか、雨水が建物内部へ浸入してしまい、雨漏りのリスクが高まります。

ひいては、建物自体に悪影響を及ぼす恐れも出て来るため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

A. 破風板の役割

破風板は、屋根の垂木の端を覆い、建物全体の外観を整える部材です。

屋根の端がむき出しの状態では、雨水が浸入しやすく、下地材や建物内部を腐らせてしまう原因となります。

破風板があることで、雨風が屋根の下側に侵入するのを防ぎ、屋根の構造を守ることができるのです。

また、外壁と屋根の接合部分の保護も担っているほか、屋根のラインを引き立たせるための外観デザインとしても一役買っています。

破風板がない、または劣化していると、雨水が屋根の内部に侵入し、建物の躯体が腐食するリスクが高まります。
したがって、破風板のメンテナンスは建物の耐久性を保つために非常に重要です。

C. 破風板の塗装が必要な理由

屋根や外壁だけでなく、破風板にも塗装が必要な理由は、建物全体の耐久性と美観を保つためです。

具体的な理由は以下の通りです。

◆ 劣化の防止

上述の通り、破風板は雨風や紫外線の影響を受け、経年劣化が進みます。

破風板の多くが木材やケイカル板（ケイ酸カルシウム板）で出来ていますが、いずれも水を吸うようになると急速に劣化が進むため、塗装により防水性を持たせることが大切です。

劣化を放置し続けた場合、さらに大きな補修が必要になることもあり、塗装では手が負えずにカバー工事や交換工事になるケースも…。

早めに塗装工事を行い、長持ちさせた方が長い目で見るとお得です。

一方、破風板の素材がガルバリウム鋼板や銅製の場合は水を吸い込む心配がないため、基本的に塗装の必要はありません。

ただし、錆が発生している場合などは、状況によりメンテナンスが必要なこともあるため、業者に点検してもらうようにしましょう。

錆が発生していない場合も、予防のために塗装を行うこともあります。

◆ 美観の維持

外壁塗装と同時に付帯部まで塗装する理由の一つに、全体の美観が挙げられます。

外壁や屋根を綺麗に塗装すると、塗装していない付帯部の劣化や汚れがことさら目に付くようになります。

そこで同時にに塗装し、細部まで丁寧なメンテナンスを行うことで、建物全体のバランスをとることができます。

◆ 雨漏りの防止

破風板が劣化し水を吸い込むようになると、膨張と収縮を繰り返すようになってしまい、徐々に変形していきます。

歪みが生じてしまうと、その隙間から風雨が入り込み、建物内部の劣化を早める恐れが出て来ます。

浸水が進み雨漏りが発生することもあるため、定期的な塗装メンテナンスを施し、破風板の防水性を維持することが重要です。

D. H様邸の破風板塗装の流れ

付帯部の塗装は、外壁塗装と同様に、しっかりとした手順を踏むことが大切です。

① 下地処理

まずは破風板の表面に溜まった汚れやホコリなどを高圧洗浄やブラシでしっかりと除去します。

続いて、ケレン作業にて旧塗膜を取り除き、塗料がしっかりと付着するようにします。

旧塗膜を完全に除去しなければ、密着が悪くなり早期の剥離に繋がります。

下地処理を丁寧に行うことで、塗装の仕上がりや耐久性が大きく向上するのです。

② 上塗り1回目

使用する塗料メーカーによって定められている基準に則って施工していきます。

上塗りは通常2回塗りが推奨されており、1度目の塗装が完全に乾いてから2度目を塗ることで、より耐久性の高い塗膜を形成します。

E. まとめ

破風板の塗装は建物の構造や機能を保持するためにも重要な部分です。

付帯部まで抜かりなくメンテナンスすることで、建物全体の美観と耐久性も高まります。

適切な塗料を選び、正しい手順に則って施工することで劣化を防ぎ、建物全体の寿命を延ばすことができるのです。